【湯ヂカラ体験記】乳腺炎


病院では、これ以上のこと望めない気がする・・・
だったらもう、ダメもとで温泉にでも行ってみようかなぁ~
そんな思いで温泉に行く人って案外いるんじゃないですか?

なんて言ってる私もかなり近い人・・だったんです。
こんにちは、女将です。
えっ!ホントの話?って思われるかもしれませんが、本当に体験した話です。

もう30数年前のことですが(笑)私は娘の授乳中に、ひどい乳腺炎になってしまいました。約1ヶ月程、高熱が続き、胸というよりも脇、 背中近くまで赤く腫れ上がりおそろしいくらい不細工な岩の様、左側では、娘を抱くことができない状態になってしまいました。

あまりにつらいので、週に1〜2度通院して助産師さんに搾乳してもらうのですが、それがまた痛い!搾乳後は少し落ちつくものの、又すぐ悪寒が走り。高熱に・・・もう無理だ〜なかなか良くなる気配はなく、益々腫れはひどくなっていく。

当時は静岡沼津に住んでいた為、最後の頼み、うちのお風呂でダメなら切開しかないな!!と娘と源泉舘に帰ってきました。とにかく岩風呂に入るのみ。

その岩風呂に入るにも、左胸から脇にかけて全部が痛くて自分の手が触れることもできず。湯あみも巻けません。

恐ろしい岩のような胸に、そっとタオルを添えて、女性時間に入ることも気が引けました。でも、とにかく入るしかないと岩風呂に1時間程、浸かりっぱなし。温泉に入っている最中は熱っぽさも感じず、気持ちいい…その後は誰も入っていない10時すぎに、また1時間以上浸かる。かなり疲れはしたものの、気持ちいい。この2回の入浴後はまだ熱もあり、大きな変化はないまま。明日の入浴に備えて眠りにつきました。

でも、痛みと熱さでいたたまれず、夜中3時すぎにもう一度、岩風呂へ。とにかく入ると熱っぽさがとれて気持ちいい~!入ってしばらくすると、何か胸の部分に変化を感じて急いで洗い場に。

着いたところで、この1ヶ月、娘を抱くどころか、ちょっと触わるだけでも、はね上がるような痛さだった左脇から胸に向かって、母乳をしぼり出すようにやってみると、あれ??全然痛くない!!エッ?!かなりの強さで、中央に向かってしぼっていくと、ドクドクっと血の混じった黄緑色の膿みが手からあふれ落ちるほど、出てきたんです。

うそみたい!もう全く痛くない。全て膿みが出た感じで、もちろん熱もありません。私の場合は、3回入浴しているうちに、腫みが出どころを探していたんですよね、私は最終的に迷うことなく岩風呂に入ることを選びました。

おかげさまで切開することもなく、母乳への影響もありませんでした。
ただ病院に行って、医師から「どうして急に、こんなに良くなったの?」という質問には、答えませんでした。笑


実は先日、下記リンクの体験談を見てくださった乳腺炎で大変な思いをしている方から電話を頂きました。
何を隠そうこれは私自身の体験談でしたので、改めてお話させて頂きました。
4月号のおたよりにも掲載させていただいた内容です。

病院で切除と言われた乳腺炎が


どうぞ皆さんの中にも、うちの岩風呂で良くなった体験された方が多いと思います。
どなたかのお役に立てるはず。体験談およせ下さい。