湯治って?

「湯治」
ゆじ・・・なんて読んでる方…
ここを覗いてくださる方の中にはいないですよね?笑

※正しくは「とうじ」です♨️

辞書によると、「湯治」とは温泉に入って病気を治療すること。とあります。

しかし昨年、国民保養温泉地の更新手続きをしていたとき、県の職員さんが「湯治」という言葉自体を知らなかったらしいんです。
びっくり…!
実際に、年齢問わず“湯治”を知らない方って案外多いんだなぁと改めて感じました。
昔からある言葉なのに、今でも意外と知られていないんですね。

 

そんなわけで、今回は「湯治」についてちょっとご紹介。

●「湯治」って何するの?
簡単に言えば、温泉地に滞在して温泉に入ること。

その目的によって、以下の3つに分類されます。

  1. 療養(病気を治す)
  2. 保養(病気を防ぐ)
  3. 休養(疲れを癒す)

つまり、温泉に入ることで人が本来持っている自己治癒力を高め、細胞を活性化して元気を取り戻す、それが「湯治」の本質なんですね。

 

●最近のお客様の傾向は…
かつては「療養=病気を治したい」目的で来館される方が多かったのですが、ここ10年ほどで少し変わってきています。
「健康でいたい」「病気にならないために身体を整えたい」
そんな“予防”の意識を持ったお客さまが増えてきました。
今はまさに、治療から予防の時代。
「保養」や「休養」のために、定期的に温泉に通ってくださる方が多くなっています。

 

次のご来館の際には、ぜひ“湯治”の意味をちょっとだけ思い出してみてくださいね。