【湯ヂカラ体験記】肺がんの術後
おはようございます。長女のみさとです☻
前回体験談をご紹介して「続きがある…」といったままだいぶ月日が経ってしまいましたが…
やっと更新させていただきます。
下記の体験をぜひ先に読んでみてね~!
【湯ヂカラ体験記】かかとの術後
※当舘の温泉が合う、合わないの感じ方には個人差がございます。
体験談を参考にしていただき、ご自身の体調や感じ方に合わせて湯治を楽しんでいただければ幸いです。
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神奈川県 Yさま
2023年11月再訪
夫が肺がん(扁平上皮癌、1b期、術後抗がん剤なし)になり、10月手術をしました。
幸い初期だったので胸腔鏡手術で済むはずだったのですが、出血が多く、急きょ開胸したため、28cmの傷跡が出来てしまいました。
退院後は、傷の痛みがひどく、痰が出にくく苦しんでいるのを見るのがつらい毎日でした。
傷の治りの良いことは、娘の体験で実証済みでしたから、すぐにでも源泉館に連れて行きたかったのですが、体力が回復しておらず、1か月後に湯治を決行。
新宿駅の雑踏のなか、夫は階段の途中で何度も息継ぎをしなければ上がれないほどの状態で、無事に宿にたどり着けるか不安でした。
おかみさんから入浴指導を受け、3泊の湯治開始。翌週もまた3泊。
夫は初めて入る岩風呂で震えていましたが、回を重ねるごとに慣れて加温湯より岩風呂のお湯が好きになりました。
湯治を始めて尿の回数と1回の尿量が多くなり、日頃尿の出が悪い夫は大喜び。
二人とも爪がのびるのも早いこと!70過ぎて若返ったようです。
デトックスして新陳代謝が良くなっているのを夫も私も実感できました。
家では出る痰が、湯治中はほとんど出ず、長時間の入浴で浴槽の中の空気を吸入することも肺に良い影響を与えているのでしょう。
回を重ねる度に家でも痰の出が少なくなりました。
12月からは、月1回のペースで3泊の湯治を続けました。
1月の検診で、きれいになった傷跡を先生に診てもらいたかったのですが、もう診る必要はないとのことでがっかり。
湯治中は、お風呂に入るのは勿論のこと、リハビリの為の散歩もかかせません。
裏の熊野神社への参道は、階段が 170段以上あり、最初は10段上がるのも休み休みでしたが、3月にはほとんど休むことなくお社まで上がれるようになりました。
歩く速度は、まだゆっくりですが、息が上がることは少なくなったようです。
絶えず気にかけていた左胸の傷も意識しなくなったようです。
術後半年の4月の検診結果も異常なし、血液検査の結果はずっと優良を続けています。
これは温泉力の賜物に違いないのですが、宿の温かいもてなしと湯治の先輩方とのふれあいも大きな要因だと思います。
混浴なので夫婦一緒に入浴できること、先輩方の貴重な体験や情報が得られること、親戚のような宿が迎えてくれることが、とてもリラックスできるのです。
これからも免疫力を高めるために温泉の力、宿の力をお借りしたいと思います。
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貴重なお話をありがとうございました。
そして文才に惚れる。笑
ほんとにありがたいです。
今でも定期的にご来舘いただいています。
体験談は常に募集しておりますので、お声掛けいただけますと幸いです。
本日午後より27日まで全舘休舘させていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。