お湯・人・笑顔で元気になる
“もうひとつのふる里”であり続けたい
こんにちは。
源泉舘58代湯守の依田 茂(よだ しげる)と申します。
私は30歳で脱サラし、ふる里へ帰って旅館業を継ぎました。それまで温泉旅館といえば、「団体・宴会・ドンチャン騒ぎ」をイメージしていました。「湯治(とうじ)」という言葉の本当の意味も知らず、とにかく宿泊して楽しんでもらうことに必死でした。
しかし、お客様の姿を見ていると、これまでのイメージが少しずつ変わっていったのです。
ケガや術後療養に訪れ温泉によって治癒し、元気に帰っていくお客様の姿。不安を解消するコミュニティの場としても温泉を愉しみ、互いに再会を誓い合うお客様の姿。もっと深い部分で喜びや愉しみを共有していきたいと考えるようになりました。
その結果、現在ではリピート率75%と、何度も通っていただける温泉旅館になりました。そして、特に数多く宿泊していただいている方々には、「おかえりなさい」「いってらっしゃい」が送迎のあいさつになり、「ここに来ると元気になり、ふる里に帰ってきたようだ」と言っていただいております。
こうしたお客様の声を聞く中で、私たちの方向性もすっかり明確になりました。お湯はもちろんですが、人・笑顔を通して元気になってもらい、「ただいま」と帰ってきたくなる。そんな、あなたのもう一つのふる里であり続けるために、これからもがんばっていきます。
古湯坊 源泉舘
第58代 湯守 依田 茂
女将 依田 由有子